FacebookでWhatsAppを持ってないのに認証を求められる原因と対処法

ログイン関連

Facebookへログインしようとした際、利用した覚えのないWhatsAppに認証コードを送るよう表示されると、WhatsAppを新しく登録しなければならないのか、それともアカウントが乗っ取られたのか判断しにくいものです。

FacebookとWhatsAppはいずれもMetaが提供していますが、Facebookを使うためにWhatsAppの利用が必須になるわけではありません。

ただし、自分が設定していないWhatsApp番号しか認証先に選べない場合は、単なる仕様変更と決め付けず、登録情報や認証方法を第三者に変更されていないか確認する必要があります。

ここでは、WhatsAppを持ってない場合に考えられる原因を整理し、Facebook公式の復旧機能を使って安全に対処する順番を解説します。

FacebookでWhatsAppを持ってないのに認証を求められる理由

Facebookの利用にWhatsAppは必須ではありません。

Metaは、WhatsAppをMetaアカウントやアカウントセンターへ追加する機能を提供していますが、追加は任意であり、追加しない場合もWhatsAppは独立して管理できると説明しています。

したがって、Facebookのログイン画面にWhatsAppが表示されたからといって、すべての利用者がWhatsAppを用意しなければならないわけではありません。

WhatsApp認証が表示される状況は、主に次の三つに分けて考えられます。

考えられる状況判断の目安
以前に自分で連携した過去にWhatsAppを利用し、自分の電話番号をFacebookやアカウントセンターへ追加していた場合は、その情報が認証方法として表示されることがあります。
認証方法の候補として表示された自分が管理する電話番号にWhatsAppでコードを受け取れる設定になっている場合がありますが、画面に別の認証方法があればWhatsApp以外を選べます。
第三者が認証先を変更した知らない番号が表示される、登録メールアドレスが変わっている、パスワードを変更されている場合は、アカウントへの不正アクセスを疑う必要があります。

情報処理推進機構が2026年1月に公表した相談事例では、長年使用していなかったFacebookアカウントが乗っ取られ、パスワードなどを変更しようとするとWhatsApp認証が表示され、自分にはコードが届かないケースが紹介されています。

同機構は、このケースについて、認証コードの送り先を第三者に変更された可能性があると説明しています。

[参照元]
機関名:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
サイトURL:https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2025/mgdayori20260122.html
資料・記事タイトル:情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2025年第4四半期(10月~12月)]
公開日時:2026年1月22日

とくに、表示された電話番号の末尾に見覚えがない場合や、自分のメールアドレスが使えなくなっている場合は、WhatsAppの利用方法を調べるより先に、Facebookアカウントの復旧を始めるのが適切です。

WhatsAppを持ってないときのFacebook復旧手順

以前Facebookへログインしたことのある端末とブラウザを使い、facebook.com/hackedから復旧を始めます。

Facebook公式ヘルプも、可能であれば過去にログインしたことのある端末を使用するよう案内しています。

  1. 普段使っていたスマートフォンまたはパソコンを用意します。
    端末を初期化したり、慌ててFacebookアプリを削除したりせず、以前ログインした環境を残した状態で操作します。
  2. ブラウザから「facebook.com/hacked」を開きます。
    「アカウントが不正使用された」など、現在の状況に最も近い項目を選びます。
  3. メールアドレス、電話番号、氏名などでアカウントを特定します。
    現在使えない連絡先でも、以前Facebookへ登録していた情報でアカウントが見つかる場合があります。
  4. 「別の方法を試す」に相当する項目を探します。
    画面によっては「別の認証方法が必要です」「他のオプション」「ヘルプを利用」など、表示される名称が異なります。
  5. 利用できる認証方法を選びます。
    登録済みのSMS、認証アプリ、ログイン済み端末での承認、保存していたリカバリーコードなどが候補になる場合があります。
  6. 連絡先をすべて利用できない場合は、アクセスできない旨を選びます。
    新しく連絡を受け取れるメールアドレスまたは電話番号を入力し、画面に従って本人確認を進めます。

二段階認証の画面では、すでにログインしている端末による承認や、以前保存したリカバリーコードを利用できる場合があります。

認証コード入力画面に「別の方法」や「その他のオプション」が表示される場合は、WhatsApp以外の方法が残っていないか先に確認してください。

[参照元]
サイト名:Facebookヘルプセンター
サイトURL:https://www.facebook.com/help/203305893040179?locale=ja_JP
資料・記事タイトル:不正アクセスされた場合にFacebookアカウントを復旧する
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年8月4日)

変更通知メールも確認してください

第三者がFacebookのメールアドレスを変更した場合、変更前のメールアドレスへ届いた通知内に、変更を取り消すためのリンクが含まれることがあります。

メール内のリンクを使う前に、そのメールが本当にFacebookまたはMetaから送信されたものか確認してください。

Facebookでは、アカウントセンターの「パスワードとセキュリティ」から最近送信されたメールを確認できるほか、facebook.com/recent_emails/securityからセキュリティメールの履歴を確認できます。

メールや電話番号へアクセスできない場合でも、Facebookのアカウント検索から本人確認へ進めることがあります。

新しい連絡先の入力を求められたときは、現在安全に利用でき、対象のFacebookアカウントへ過去に登録していなかった連絡先を指定します。

WhatsAppを新しく入れれば解決するのか

表示されている認証先が自分のものだと確認できない限り、WhatsAppを新しく入れることを最初の解決策にはしないでください。

第三者が登録した番号へ認証コードが送られている場合、自分のスマートフォンへWhatsAppをインストールしても、そのコードを受け取ることはできません。

むしろ、知らない認証先が表示された事実を乗っ取りの兆候として扱い、Facebook公式の復旧経路を使う必要があります。

画面に表示される状態選ぶべき対処
自分が以前使っていた番号その番号を現在も自分が管理しており、過去にWhatsAppを利用した事実がある場合だけ、WhatsApp側のアカウントを復旧して受信できる可能性を検討します。
知らない番号や見覚えのない末尾WhatsAppを登録せず、facebook.com/hackedから不正アクセスとして復旧します。
別の認証方法が選べるSMS、認証アプリ、ログイン済み端末、リカバリーコードなど、自分が管理している方法を選びます。
どの連絡先も利用できない「アクセスできない」「別の方法」「さらにヘルプが必要」などの項目から、本人確認を伴う復旧手続きへ進みます。

認証コードは、FacebookやWhatsAppの担当者を名乗る相手を含め、他人へ伝えてはいけません。

検索結果やSNSで見つけた非公式の電話番号、有料のアカウント回復業者、コードの転送を求める相手も利用しないでください。

Facebookは、メールでパスワードを尋ねたり、パスワードを添付ファイルとして送ったりしないと案内しています。

Facebookを復旧できた後に確認すること

ログインできた時点で終わりにせず、第三者が再び入れない状態へ戻すことが重要です。

  • Facebookのパスワードを変更します。
    他のサービスと同じパスワードを使用していた場合は、それらも個別のパスワードへ変更します。
  • 登録されているメールアドレスと電話番号を確認します。
    見覚えのない連絡先を削除し、自分が現在管理している連絡先だけを残します。
  • ログイン中の端末を確認します。
    アカウントセンターの「パスワードとセキュリティ」から、知らない端末や場所のセッションをログアウトさせます。
  • 二段階認証を設定し直します。
    自分が継続して管理できる認証アプリや電話番号を選び、リカバリーコードも安全な場所へ保管します。
  • 投稿、メッセージ、ページ、広告関連の変更を確認します。
    自分が作成していない投稿や送信していないメッセージ、知らない管理者や決済情報がないか確認します。
  • 友人やフォロワーへ注意を伝えます。
    乗っ取り中に送信されたメッセージやURLを開かず、返信や送金をしないよう知らせます。

IPAも、乗っ取られたアカウントからの投稿やメッセージに反応しないようフォロワーへ周知し、Facebookへ不正アクセスを報告して復旧または凍結を依頼するよう案内しています。

長期間使わないFacebookアカウントを残す場合も、二段階認証を有効にし、登録メールアドレスや電話番号が現在も利用できるか定期的に確認した方が安全です。

今後利用しないことが明確であれば、安全を確認してからアカウントの利用解除または削除を検討します。

まとめ[Q&A]

Q:Facebookを使うにはWhatsAppが必要ですか?

A:WhatsAppは必須ではありません。Facebookだけを利用でき、WhatsAppをアカウントセンターなどへ追加するかどうかも原則として任意です。

Q:WhatsAppを持ってないのに認証コードの送信先として表示されるのはなぜですか?

A:以前自分で連携した情報が残っている場合もありますが、第三者によって認証コードの送り先を変更された可能性もあります。

Q:WhatsAppを新しくインストールすればコードを受け取れますか?

A:表示された番号が現在も自分の管理する番号で、以前WhatsAppを利用していた場合を除き、インストールだけでは解決しません。

Q:WhatsAppのコードが受け取れない場合は、最初に何をすればよいですか?

A:以前ログインした端末からfacebook.com/hackedを開きます。その後、SMS、認証アプリ、ログイン済み端末、リカバリーコードなどの別の方法が選べないか確認します。

Q:メールアドレスや電話番号も変更されている場合は復旧できませんか?

A:復旧を保証することはできませんが、連絡先へアクセスできない旨を選び、新しい連絡先の登録や本人確認を通じて復旧できる場合があります。

Q:知人に自分のアカウントから不審なメッセージが届いています。

A:知人には、リンクを開かず、返信や送金をせず、メッセージやアカウントを報告するよう伝えたうえで、すぐに公式の復旧手続きを進めてください。

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