X(旧Twitter)でパスキーを設定できない場合は、X側の設定だけでなく、iPhoneのiCloudキーチェーンやAndroidの画面ロックなど、端末側の条件も確認する必要があります。
特に「パスキーの項目がない」「パスキーの追加を押しても作成できない」「端末側の確認画面から先へ進まない」では原因が異なります。
2026年10月4日時点では、X公式英語版はパスキーをiOSとAndroidの両方で利用できると案内しているため、まず止まっている場所を確認して原因を切り分けてください。
Xでパスキーを設定できないときの結論
最初に、現在の症状を次の表へ当てはめると確認すべき場所を絞り込めます。
| 症状 | 主に確認する場所 | 最初の対処 |
|---|---|---|
| Xに「パスキー」が表示されない | Xアプリ、OS、開いている設定画面 | XアプリとOSを更新し、「セキュリティ」の「追加のパスワード保護」を確認します。 |
| iPhoneでパスキーを作成できない | iCloudキーチェーン、Apple Account | iCloudキーチェーンとApple Accountの2ファクタ認証が有効か確認します。 |
| Androidで作成画面から進まない | Androidのバージョン、画面ロック、パスワードマネージャー | Android 9以降か、画面ロックが設定されているかを確認します。 |
| パソコンやブラウザで項目を見つけられない | 利用しているXの画面 | X公式が案内しているスマートフォンのXアプリから設定を試します。 |
| 作成はできたがログインできない | 保存先、同期、ログイン時のエラー | 設定失敗ではなくログイン時の問題として切り分けます。 |
まずXの正しい場所からパスキーを設定する
X公式が案内しているパスキーの設定手順は次のとおりです。
- Xアプリでパスキーを設定したいアカウントへログインします。
- 「設定とプライバシー」を開きます。
- 「セキュリティとアカウントアクセス」を選択します。
- 「セキュリティ」を選択します。
- 「追加のパスワード保護」にある「パスキー」を選択します。
- 求められた場合は現在のXのパスワードを入力します。
- 「パスキーの追加」を選び、端末に表示される案内に従います。
「2要素認証」の中にパスキーを探している場合は、確認している場所が違います。
Xの通常のパスキー設定は、「2要素認証」ではなく「追加のパスワード保護」にある「パスキー」から行います。
Xの2要素認証には、ショートメール、認証アプリ、セキュリティキーという別の認証方法が用意されているため、「パスキー」と「2要素認証のセキュリティキー」を混同しないようにしてください。
サイト名:Xヘルプセンター
サイトURL:https://help.x.com/en/managing-your-account/how-to-use-passkey
資料・記事タイトル:How to use passkey
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月4日)
Xに「パスキー」の項目が表示されない場合
設定画面まで進んでも「パスキー」が見つからない場合は、最初にXアプリと端末OSの更新状況を確認してください。
X公式も、iPhone・Androidで最新機能を利用する場合は、XアプリやOSを更新するよう案内しています。
パソコンやスマートフォンのブラウザだけで設定を探している場合は、まずX公式がパスキー設定手順として案内しているXアプリから確認する方法が分かりやすいでしょう。
AndroidはX公式の日本語版と英語版で説明が食い違っている
Androidの場合は、X公式ヘルプの言語によって記載が異なる点にも注意が必要です。
2026年10月4日時点の英語版Xヘルプでは、パスキーはiOSとAndroidの両方で利用できると明記されています。
一方、日本語版には「現在のところ、iOSでログインしている場合にのみ使用できます」という記載が残っています。
注意点
X公式の日本語版と英語版でAndroid対応について記載が一致していないため、日本語版の一文だけを根拠に「Androidでは設定できない」と判断するのは避けた方がよいでしょう。
サイト名:Xヘルプセンター
サイトURL(英語):https://help.x.com/en/managing-your-account/how-to-use-passkey
サイトURL(日本語):https://help.x.com/ja/managing-your-account/how-to-use-passkey
資料・記事タイトル:How to use passkey/パスキーの使い方
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月4日)
iPhoneでXのパスキーを設定できない場合
iPhoneでは、Xの設定だけでなくApple側でパスキーを保存できる状態になっている必要があります。
iCloudキーチェーンをオンにする
Appleは、iPhoneでパスキーを利用するにはiCloudキーチェーンが有効になっている必要があると案内しています。
現在の設定は、iPhoneの「設定」から自分の名前を選択し、「iCloud」→「パスワードとキーチェーン」へ進んで確認できます。
「このiPhoneと同期」がオフになっている場合は、画面の案内に従ってiCloudキーチェーンを設定してください。
Apple Accountの2ファクタ認証を確認する
Appleのパスキーでは、Apple Accountの2ファクタ認証も必要です。
X側の「2要素認証」とは別の設定なので、Xで2要素認証を利用しているかどうかとは切り離して考えてください。
Apple Account側は「設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」から確認できます。
古いiOSを使用している場合はアップデートする
Appleはパスキーへの対応をiOS 16で導入しているため、それ以前のiOSでは現在のパスキー機能を利用できません。
対応しているiPhoneで古いiOSを使っている場合は、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から更新状況を確認してください。
Face IDやTouch IDを設定していなくても使える
Face IDやTouch IDが設定されていないことだけを理由に、パスキーを利用できないとは限りません。
Appleは、生体認証を設定していない場合でもiPhoneのロック解除に使用するパスコードでパスキー認証を行えると案内しています。
サイト名:Appleサポート
サイトURL:https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iphf538ea8d0/27/ios/27
資料・記事タイトル:iPhoneでパスキーを使ってウェブサイトやアプリにサインインする
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月4日)
AndroidでXのパスキーを設定できない場合
Androidでは、Xの設定に加えて端末がパスキーを保存できる条件を満たしているか確認します。
Android 9以降か確認する
Google パスワード マネージャーへパスキーを保存するには、Google公式ではAndroid 9.0以降が必要とされています。
Androidのバージョンは、端末の「設定」から「デバイス情報」や「端末情報」などを開いて確認できます。
画面ロックを設定する
Androidでは画面ロックがオフになっていると、Google パスワード マネージャーへパスキーを保存できません。
PIN、パターン、パスワードなど、Android端末を解除するための画面ロックが設定されているか確認してください。
パスキーを作成するときも、この画面ロックを使って本人確認が行われます。
パスワードマネージャーを確認する
Androidでは、利用するパスワードマネージャーによってパスキーの保存先が変わります。
複数のパスワードマネージャーを利用していて作成処理が途中で止まる場合は、Androidの「パスワード、パスキー、アカウント」などの設定から、現在どのサービスがパスキーの保存先として選択されているか確認してください。
原因を切り分けたい場合は、Google パスワード マネージャーを保存先にしてXのパスキー作成を試し、X側の問題なのか利用しているパスワードマネージャーとの組み合わせによる問題なのかを比較する方法もあります。
サイト名:Google Chrome ヘルプ
サイトURL:https://support.google.com/chrome/answer/13168025?co=GENIE.Platform%3DAndroid&hl=ja
資料・記事タイトル:Chromeでパスキーを管理する
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月4日)
条件を満たしているのにパスキーを作成できない場合
端末側の条件を満たしているのにXだけで作成できない場合は、設定を削除する前にアプリの一時的な問題を切り分けます。
- App StoreまたはGoogle PlayでXアプリを最新バージョンへ更新します。
- iPhoneまたはAndroid端末を再起動します。
- Wi-Fiとモバイル回線を切り替えて再度試します。
- VPNを利用している場合は、一時的にオフにして変化を確認します。
- Xアプリを開き直し、パスキーの設定画面から再度作成します。
X公式も、アプリが正常に動かない場合の基本的な対処として、端末の再起動、ネットワーク接続の確認、アプリの更新などを案内しています。
既存のパスキーを削除する前に確認
すでに使えているパスキーがある場合は、パスワードなど別の方法でもXへログインできることを確認してから削除してください。
原因が分からないまま、唯一利用できるパスキーを削除したり、ログイン中の端末からログアウトしたりすると、設定問題とは別にアカウントへ入れなくなる可能性があります。
サイト名:Xヘルプセンター
サイトURL:https://help.x.com/ja/using-x/x-ios-app-not-working
資料・記事タイトル:iPhone・iPad版Xのヘルプ
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月4日)
パスキーは設定できたのにXへログインできない場合
パスキーの作成が完了しているのにログイン時だけ失敗する場合は、「設定できない」のではなく、保存先や同期、Xが認識しているパスキーとの組み合わせを確認する段階です。
「このデバイスにはXのパスキーがありません」「パスキーに問題があります」「選択したアカウントが見つかりませんでした」などが表示される場合は、Xでパスキーを使ってログインできない原因と対処法で、エラー別の切り分けを確認してください。
Xのパスキー設定でよくある疑問
Xのパスキーは設定しないとログインできなくなる?
いいえ、X公式はパスキーをログインの必須条件とはしていません。
パスキーを設定していないアカウントでも、利用可能な通常のログイン方法を使えます。
Xの2要素認証をオンにしないとパスキーを設定できない?
XのパスキーとXの2要素認証は別の設定です。
ただし、iPhoneではパスキーを保存するiCloudキーチェーンの利用にApple Accountの2ファクタ認証が必要なので、「Xの2要素認証」と「Apple Accountの2ファクタ認証」を混同しないようにしてください。
AndroidでもXのパスキーを設定できる?
2026年10月4日時点のX公式英語版では、パスキーはiOSとAndroidの両方で利用できると案内されています。
日本語版ヘルプにはiOSのみという記載が残っていますが、公式ページ同士で内容が一致していないため、Androidで項目が出ない場合はXアプリ、Androidのバージョン、画面ロック、パスワードマネージャーを先に確認してください。
結局どの順番で確認すればいい?
Xでパスキーを設定できない場合は、次の順番で確認すると原因を絞り込みやすくなります。
- Xアプリの「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「セキュリティ」→「パスキー」を開きます。
- パスキーの項目自体がなければ、XアプリとOSを更新します。
- iPhoneではiCloudキーチェーンとApple Accountの2ファクタ認証を確認します。
- AndroidではAndroid 9以降、画面ロック、パスワードマネージャーの設定を確認します。
- 条件を満たしている場合は、端末の再起動や通信環境の変更を試します。
- 作成は完了するのにログインだけ失敗する場合は、パスキーの設定問題ではなくログイン時の問題として切り分けます。
特に重要なのは、「パスキーを設定できない」というだけで既存の認証情報を次々に削除しないことです。
まず端末側の利用条件とXの正しい設定場所を確認し、それでも作成できない場合だけアプリや通信環境の問題へ進むと、利用できていたログイン手段を失わずに対処できます。


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